「癒結ちゃ~~~ん♡」



あの日から よく名前を呼ばれる。


そう、蒼くんに…


何故かとてつもなく好かれている…



体操服姿で外から教室にいる私の方に手を振っている。

私も一応手を振り返す…
苦笑い気味で…


「また体育だったのかな」


「じゃない? 蒼、スポーツ科だから運動系の授業多いからね
それにしても さっきの授業後も癒結の名前あそこから叫んでたよね 本当アイツうざいわぁ。」


「朱音って蒼くんに厳しいよね」


「だ、だって!!
私の癒結に手出そうとするから
こんな可愛い天使を渡す訳にはいきませんから」



朱音はそう言って私をギューと抱きしめる