地蔵くん、笑って、歌って、恋して!




長い終業式が終わり、
短いやっちーの話も終わり、
やっと1学期最後のチャイムが鳴った





「よっしゃぁぁぁ、遊び行くぜ!!」


「ね、4人も一緒に遊ぼ〜」


「私も4人と遊びたい」


「俺も、俺も!!」


丈翔「わり、俺ら今日予定ある」


陽葵「ごめんね、夏休み遊ぼう!」


「なら仕方ないな!夏休みは約束だぞ!」


「じゃーなー!!!」


「またね〜!!」




手を振ると教室の入口にコソッと
こっちを覗いている人影が見えて
4人で揃って笑う




丈翔「泥棒みたいになってるぞ」


しおり「何そんなにコソコソしてんの、千景」


千景『初めて2組の教室来るから緊張して』


遥輝「はじめてのおつかいか何かなの?笑」





「地蔵君だよ」


「地蔵君の声初めて聞いたよ」


「普通に喋れるんだね〜」





まだ教室に残ってた数人が
話してる声が聞こえた






陽葵「よし、行こっ!!」


しおり「やっとまたイケメンオーナーに会える」


遥輝「何そんなに嬉しそうにしてんの?
彼氏真横にいるんですけど〜?」


しおり「余裕が無い男はモテないぞ」



意地悪そうな顔でウィンクして逃げるしおりを鼻でフッと笑って追いかける遥輝を見てつい笑ってしまう