体育館裏に行くと誰もいなかった
まだ来てないのかな?
少し待っておこう




1人でポツンといると足音がして
振り返るとそこには全く知らない男子生徒が
5人もいた




「西村が来ると思ったか?
まあ、そうだよな、丈翔って書いてたもんな〜」


「まあ、俺達が書いたんだけどな笑」




愉快そうに声を上げて笑う集団に
縮こまってしまう





「なあ〜お前何か勘違いしてないか?」


「陽葵ちゃん達はな、優しいからお前がぼっちで地味で可哀想な奴だから惨めに思って仲良くしてあげてるんだよ!」


「じゃないとお前と仲良くする理由が分からないだろ?」


「お前は地味だし暗いし喋らないし
一緒にいてもつまんないだけだろ〜な」


「陽葵ちゃん達は優しいから我慢して...」



耐えられなくなった



千景『そんな訳ない!!!!』



自分でも思ったより声が出て驚いた



「はあ?」