ザワザワと皆が移動して行くのを見て
嘘をついた事を心の中で謝罪しながら
私も屋上に向かう




私達4人が屋上を使っている事を
知っているのは千景と満君くらいで
他の人は知らない



屋上は私たちにとって逃げ場みたいなもの
クラスの皆と話すのはもちろん楽しいし
好きだけど疲れるから




だから皆には屋上の事は秘密





千景『あっ!陽葵さん!!』


陽葵「千景!なんで入ってないの」




屋上の扉の階段に座ってる千景を見て
ビックリしてしまう





千景『皆さん居ないみたいだし
屋上は皆さんの逃げ場みたいな場所って
前言っていたので...
僕が1人で入っていいものかと...思いまして』




下を向いてゴニョゴニョ言っている千景