「ありがとうございました〜」



カランカラン




無事に(?)ケーキを受け取り、家に帰る
やっぱり街中はクリスマス一色
飾り付けもだけど何よりカップルがいっぱい
何なんだろう、このアウェイ感…





皆すごく幸せそうな笑顔






どれだけ着飾っても1人だとやっぱり浮いてしまう
少し早歩きで家に帰った









ガチャン





陽葵「ただいま〜」


「おかえり!ありがとね〜」


陽葵「うん!」







階段を上がって部屋に入る
そのままベランダに出て海を眺める








ぼーっと見ていると
少し経ってから、人がいる事に気づく
ずっと行ったり来たり行ったり来たりしている




陽葵「千景?」




確信はなかった
でもいても立ってもいられなくて部屋を飛び出る





「陽葵!どっか行くの?」


陽葵「ちょっと、海まで!!」