千景『どこか行ってたの?』


陽葵「焼肉行ってたよ、文化祭のアレで」


しおり「千景達は?クラスの子たちでしょ?」


千景『あ、僕達も文化祭で3位だったから
先生が盛り上がってご飯食べに連れて行ってくれてて、今から二次会っていうのに行くところで』





千景が話してるのに、さっきの腕に絡みついてた女の子を気にしてしまう
さすがに今は離れてるけどやっぱり距離が近い気がする






千景『陽葵さん?』


陽葵「あっ、え?」


千景『いや、なんかボーっとしてるから
体調悪い?』


陽葵「あ、いや、お肉食べ過ぎたんだよね笑」


千景『じゃあ早く帰って休んで』


陽葵「うん、千景も楽しんでね」






口ではそう言ってるけど胸がチクッとする






千景『うん、ありがとう』





私達が降りる駅で皆に見送られて電車を降りる
なんだか、モヤモヤして気持ち悪い