地蔵くん、笑って、歌って、恋して!



「俺さ、隣の学校の生徒なんだけど知ってる?」



隣の学校って言えば
イケメンが多いって噂の男子校かな?
でも、彼自身については知らない
当たり前だ、初めて会ったんだから



陽葵「ごめんなさい、知らないです」


「俺のこと知らねえの?おもしろ」





さっきまでの雰囲気と変わって怒ってるみたい
何か怒らせてしまったみたいだ
少し怖くなる





「教えてやるよ、一緒に抜け出そうぜ」


陽葵「いや、まだやる事が残ってるので」


「いいからいいから」




助けを求めようと周りを見ても
丈翔達は他の人の接客で忙しそうで
クラスの子達もせっせと動いていて誰も気づいてくれない






どうしよう
このままじゃ...怖い





『手を離して』



低い声に一瞬誰か分からなかったけど
千景だった




「なんだよ、彼氏持ちなら早く言えよ」




なんとかかんとかブツブツ文句を言いながら出ていった男の子





「陽葵ちゃん大丈夫?」

「ごめん!気付かなかった!」



皆が集まってきてくれた



しおり「大丈夫?」


陽葵「うん、大丈夫だよ」


遥輝「あいつ、有名なやつだよな」


丈翔「ああ、俺も見た事ある」