陽葵「ごめんね」




なんで謝るんだろう
陽葵さんは何も悪いことしてないのに
言えばいいのに言葉が出なかった
もう有り得ないくらい涙が込み上げてきたから






陽葵「お願いだから嫌いにならないで」






僕と同じくらい泣いてる陽葵さんを抱きしめる
言葉が出ない
ただ、安心して欲しくて強く抱き締めた









丈翔「2人とも落ち着いたか?」


陽葵「うん、大丈夫」


千景『うん』






もうどのくらい泣いてたか分からない
もう目がパンパンだ








遥輝「千景、ごめんな」


千景『謝るのは僕の方だよ』


丈翔「何で?千景は悪い事してねえじゃん」


千景『皆に隠し事してた』


しおり「それは私達もでしょ」


千景『皆にがっかりさせた』


陽葵「それも私達もだよ」


千景『がっかりなんかしてないよ!!』


丈翔「それも俺達もだな笑」









いつもみたいなあたたかいこの居場所に
また泣きそうになるのをグッと堪えた