地蔵くん、笑って、歌って、恋して!


遠くで聞こえる声に勝手に耳が反応する
行ってもどうせ困らせてしまうだけ









なんて思ってるのになんでかな
足が勝手に僕を1年2組の教室に連れて来ていた







コスプレカフェと可愛くデコレーションされた看板をボケーッと見ていた






「千景?」




聞きなれた優しい声にドキッとして
ゆっくり声の主を見ると
お姫様の様な服を着た可愛い女の子が僕を見ていた





千景『...陽葵さん』





声に出してハッとなった
困らせてしまうのに来てしまった自分の不甲斐なさにいたたまれなくなってその場を駆け出した









僕は何をしてるんだろう
いつもみんなに助けて貰ってばっかで
次は自分が助けられるようになろうって思ったのに困らせてばっかりで...