落ち着いた千景は私の方を真っ直ぐに見た
千景『僕、対等になりたいって言ったばかりなのにごめんね』
陽葵「何言ってるの?
対等になるってお互い疲れた時辛い時は頼って頼られて支え合うって事じゃん?
辛い時は頼っていいんだから」
せっかく落ち着いてたのに
また泣かせてしまったみたいだけど
なぜか少し嬉しくて、千景の頭をポンポンと撫でる
また落ち着きを取り戻した千景は
慌てたように立ち上がった
千景『もう暗くなりそう!
ずっと付き合わせちゃってごめんね』
陽葵「ごめんねよりありがとうの方が嬉しいな」
千景『陽葵さん、ありがとう!』
陽葵「うん、じゃあまた明日!」
千景『うん、また明日ね』
千景の帰る後ろ姿を見て、初めて会ったあの日を思い出す
あの日とはまた違う千景の背中
陽葵「また明日」
遠くまでもう行ってる千景に聞こえるはずのない位の小さな声で呟くとぎゅんっと千景が振り返った
千景『いつまでそこにいるの!
早く入らなきゃ危ないよ!!』
陽葵「今から入る!!」
千景『ここで見張っておくから早く入って!!』
陽葵「わかった〜!」

