「ひ、ゃっ…伊織くん…!」

抱きしめられた状態で固まっていると、

つつと背中をなぞられた


「っぅ……くすぐっ、たい…」

「先輩はくすぐったがりですもんね」

「ひ………ぁ」


恥ずかしくてぎゅ、と目を瞑る


「あーーー、もう無理」

「?」

私をベッドの上に下ろした伊織くんは部屋の鍵を閉め、戻ってきた


──かと思ったら


「へぁっ…!?」