「きゃぁぁ!実乃梨ちゃんさん!」

「こんにちは」

満面の笑みで叫ぶユルちゃんに笑みを零す


「ごめんなさいですー、実乃梨ちゃんさんのお家行けなくて」

「ううん、尊くんもいるんでしょ?」


眉を下げるユルちゃんに慌ててくびを横に振る


実は、ユルちゃんと尊くんがお留守番で尊くんを一人にすることができないらしいのだ

だから、私がユルちゃんのお家にお邪魔することになった


「イオくんからお聞きしたのですが、イオくんと付き合うことになったんでしよーか?」

「っ!!」

「ふふっ、顔赤くなったー、可愛いですね」

「ユルちゃん…棗くんの妹だぁ…」


頬を押さえ、呟くとユルちゃんの笑顔が弾けた