一体何が『問題ない』のか。 むしろ、問題しかない気がする。 恋人がいるのにも関わらず他の人と一緒に帰るだなんて、浮気ととらえる人もいると思う。 それにその相手も、彼氏または彼女持ちに手を出したということで陰で言われることとなる。 どちらにしてもよい結果にはならないのだ。 ぐるぐると考えていると、少し掠れた唯織の声が耳に届く。 「暗いし。お前1人じゃ危ねーだろ。女の子なんだからさ」 ダメだとわかっているのに、心臓がトクンと高鳴った。