■いつもお付き合いを誠に有難うございます!

 前話、ユスリハ達が乗りました「ゴンドラ」につきまして、「ゴンドラ」という言葉の登場時、「イタリア・ベニスの船などを想像してしまった」という有難きご指摘をいただきましたので、補足と説明に参上致しました*

 実際五十一話の文末と、五十二話の初めに出て参ります「ゴンドラ」の時点では、特に描写を入れておりませんので、船のゴンドラと混同されてしまっても致し方ないと思います。彼女達が乗る段階になって「四角い箱」という外見が現れますので、読者様の脳内映像にて、これがロープウェーやケーブルカーの様な乗り物であることは、その時点で確定されるのだろうなぁと考えております。

 実は作者自身も、執筆時に「ゴンドラ」で何処までご想像いただけるのか懸念があり、事前にWikipediaにて検索をしておりました。そちらには以下の様に示されております。

 ●ヴェネツィアの運河で使われている幅の狭い小船。
 ●熱気球の下にある人が乗り込む籠、観覧車で人が乗り込む箱状のもの(キャビン・乗りカゴ)。またはそれを模した遊具。
 ●ロープウェイ・リフト(索道)やエレベーター等の輸送機械の別称、またそれらの旅客や貨物を乗せる箱状・籠状のもの(搬器・キャビン・乗りカゴ)。

 皆様にはお手数ですが三番目の乗り物をご想像いただけましたらと切に願います。ちなみに飛行船の乗り込む空間もゴンドラと言いまして、拙作でも第三話にて使用しております。今回は「ゴンドラ」登場時から明確に出来ずにおりまして、大変失礼をしております(汗)。

 実際クロアチアのドゥブロヴニクにございますのも「ロープウェー」なのですが、どうもこの作品には近代的過ぎる用語の気持ちがしまして「ゴンドラ」を用いております。

 ご指摘をいただいた事で、更にロープウェーである事が分かり易いようにと、前話に追記を入れました。

>~、昇ってくるゴンドラがすれ違ったが、

>~、そんな視界から斜めに昇ってくるゴンドラがすれ違ったが、

 今更で申し訳ございませんが、何卒ご了解の旨、どうぞ宜しくお願い申し上げます!
 また今回ご指摘くださいました貴重な読者様! 誠に有難うございました!!

■実際にドゥブロヴニクで運行しているロープウェーです。


   朧 月夜 拝