夜になって盆踊りに行くと
いつもと同じたつき君がいて
私の側で何かしたり私を膝の上に乗せたりしてた

時間が経つとたつき君が居なくなっていて
ふっと見ると可愛らしい女の子と話していた
ほんとに綺麗で可愛くて大人な人

誰に何を言われなくてもその人が
さきちゃん だとわかった

あぁいうタイプが好きなんだ
私とは当時は真逆のタイプだった

さきちゃんにもたつき君は優しくて
頭ポンポンってしてさきちゃん達が帰るまで
さきちゃんの傍を離れなかった

たぶんさきちゃんを駅まで送ったあと
またたつき君は私の所に来てくれた

勝負も出来てないけど拗ねてた私は

「アレがさきちゃん?」

分かってたのに聞いてしまった。

「あぁ~そうやで!もう帰ったから大丈夫やけどな!」

って私に優しくしてくれた