NO、NO、NO。


これだけは、久遠に許可を取らなくてもハッキリさせとかなきゃいけない。



「彼女なんかじゃ無いです!!!」

「そうなのですね?」



何故か表情がパーッと明るくなる女の子。

ああ……きっと、この子達は久遠の事が好きなんだ。

そんな風には感じてしまう。



しかし、この学校に居る生徒達の久遠に対する目線は憧れそのもののように感じる。



だよね。

久遠って、あんなんでも凄いお金持ちのイケメン……