本来なら、明日から高校生。

でも、私の就職先は財前財閥のメイド。

そう思っていたのに!!!



「美琴!」



目の前には、偉そうな表情の久遠。



「はい……」

「お前にプレゼントが有る!」

「へっ?」



久遠からプレゼント!?


久遠が偉そうな態度で差し出して来たのは、大きくて真っ白な箱。



「あ、ありがとうございます……」



少し警戒しながら箱を受け取ると、艶のあるリボンを解き蓋を開けた。



「えっ……」