「うん!」

「と、特にどんな所が楽しいんだ?」



そう言うと、早く応えろと言わんばかりに睨んでくる久遠。




「たわいの無い会話が楽しい。

でも、今日1番楽しかったのは古着屋さんを助けた事!!
店員さん、本当に嬉しそうだったから……私まで幸せな気分になれたよ!!」

「それって、幸せなのは店員さんなんじゃないか?」




不思議だと言わんばかりに私の顔を覗き込む久遠。


近い、近い。