凝ったクッキーは作れない。


ただ、可愛いく見えるように猫の型抜きを使った。


あとは、焼くだけ。



オーブンで焼いていると、誰かの気配を感じて後ろを振り向く。



そこに居たのは、創さん。



「こんな、朝早くにどうしたんですか?」

「あ、あ、あ」



クッキーをあげる相手に作る所を見られ、焦ってしまう。

しかし、クッキーを作っている事は匂いでバレバレだろう。




「く、クッキーを焼いてます」

「美琴さんは女の子らしいですね」