財前財閥で働く以上か。


「……」

「あ、私の言葉は気にしなくて大丈夫です。美琴さんは美琴さんらしく。

なんせ久遠様の推薦なんですから」


そう言って、笑顔を浮かべる創。

しかし、久遠の推薦て言うのが問題だ__


まあ、そのお陰で家が助かったのは事実だが久遠が何を考えているのかさっぱり分からない。


窓から見える景色は真っ暗になり、食事を済ませ、各部屋の案内をされた。


部屋に帰りベッドに横になっていると、ドアがノックされ飛び起きる。


「は、はい!どうぞ!!」