シーツを剥がして、新しい物に変えていく。

これが結構な重労働。

そう思った瞬間だった__



「ねえ、美琴」



突然、匠に名前を呼ばれ気分が上がる。

話し掛けてくれるという事は嫌われてはいないだろう。



「はい?」

「美琴は創の事が好きなのか?」




ドクン、ドクン。



創の名前が出て来て心音が上がる__

気が付けば顔に熱を感じ、頬が赤らんでしまった。



「その反応は創の事を気になっているんだね……」