私、拾われました!

仕事をやって行ける……なんて、思えたりして。


「次は財前久遠様のお部屋です。

美琴さんと同じ歳ですし、美琴さんをこの仕事に推薦したのも久遠様ですので、仲良く出来ると思います!」


そんな会話をしながら、部屋の前に移動すると扉をノックした。

返事がして、ドアを開けると凄まじいイケメンがこちらに近付いて来る。


そのイケメンはまだ幼い時に、公園で会ってお菓子を貰った美少年だと思う。


あの時に私を好きになって、雇ったとか!?