創の長く綺麗な指には、クリームが付いている。


それを、舐める創。

わわわ!間接キス!?



「確かに、美味しいですね……」

「本当、美味しいです!!
上品な味というか、品があるというか!!」

「それは、同じ意味ですよ。
でも、美琴さんが食べる姿が好きです。
凄く、幸せそうな顔で食べるから作った方は幸せですよ__」

「あ、ありがとうございます」



創は顔色ひとつ変わらない。



なのに、今の私は絶対に茹でダコみたいな顔になっている。



は、恥ずかしい。