ガラガラ_


後方の扉を開けると、渚先輩と朝陽先輩_そして知らない女の人がいた。



私に気づく先輩たち。



「ー…渚先輩」


「なんで、」



少し驚いたようにする先輩にあえていつも通りに接することに。



「も〜先輩ったら既読無視とかひどくないですかー?」


「…あぁ悪い、気づかなかった」


「次からちゃーんと見てくださいね?」


「努力するわ」



ちょーーっとだけ違和感あるけど、いつも通りだよね?これって。

ちゃんと返事だってしてくれるし。


なーんだ。昨日のは気のせい?



「誰?この子。渚の友達?」

ふと、女の人が口を開いた。


遠くからだと気づかなかったけど、この人……小泉朱里先輩だ。