翌日。

あれきり先輩とは音信不通状態。



心配で心配でしょうがなかったから連絡してみたけど、いまだに既読にならないメッセージ。



はぁ……

先輩がいない日ってこんなんなのかぁ。



なんだか憂鬱。



何もする気が起きないし、さっきから時計の針が進むのが遅い気もする。



「ね、先輩となんかあったの?」


「え?」



唐突に聞いてきたのはアズ。



よくわかったね。
やっぱりわたしって顔に出やすいのかな?

アズいわく「テンションの沈み具合がすごい」らしい。



「んー…喧嘩、ではないんだけどちょっと気まずいことがあってさぁ」



あの写真のこと、アズには言わないほうがいいよね。

人に言いたくないことかもしれないから。



「ふぅん。でもそんなんじゃ先輩、取られちゃうよ?」


「だ、誰に!?」