モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい

先輩がこの姿をみたらなんていうかな。


きっと飽きられる。

だって私には婚約者がいるんだよ?


なのに渚先輩を好きになっただなんて知られたら絶対に嫌われちゃう。



やっと名前まで呼んで貰えて、前よりも親密になったかと思ったのに…


これじゃあなんの意味もない。




「好き……先輩…」



ガチャ_


「…お待たせ。手続き終わったから帰ろっか」



あ、蒼井くん。

今の聞かれてないよね……??


だけど、なんともない感じだから多分大丈夫!な気がする。



〜蒼井くんの家〜


「どーぞ」

差し出された紅茶。


「わざわざありがとう…!」


ススっと一口飲むと、蒼井くんはわたしの隣に腰を下ろした。