モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい

シャっとカーテンを開けてお披露目。



「どうかな?」


「…」


「やっぱり変だよね…?着替えて_」


「いや、すっごく似合ってるよ」


そうかなぁ?
へへ、ならよかったぁ。

一瞬似合ってないかと不安になっちゃった。



「じゃあこれにするね」


「うん、わかった。じゃあちょっと待ってて?契約してくるから」


「ありがとう」


バタンー…



『結婚』

このワードが私を締め付けては苦しめる。



はぁ……やっぱり結婚なんてしたくないよ。


だけどこれが全て来栖にかかってるんだもんね。

私が断ったりなんかしたら両親が悲しむに決まってる。


それに、今更全部が遅いんだもん…!



「……渚、先輩…会いたいです」