モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい

「どこ行く気?」


「え?…どこって、授業始まるよ?」



咄嗟に手を取られて止められる。


そのまま引き寄せられて…瞬く間に渚の腕の中。


細いけどたくましい身体が私の身体を優しく包む。



「ダメ。ってか俺のボディーガードなんでしょ?ボディーガードは雇用主から1ミリも離れちゃいけねぇの」



「で、でも」



「でもは禁止。…今から莉愛のこと襲うから」



「え!ちょ…きゃっ」



どこまでも甘い私の彼氏。

今日はいつもとちょっと違って強引。


だけど……全部を熱で溶かして、渚の全部が欲しいって思うのはイケナイことなのかな。



今日もわたしは大好きな人の腕の中で恋焦がれるー…




《Fin》