モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい

恥ずかしくて、うひゃ〜と、手で顔を隠す。



「莉愛」


と、名前を呼ばれて手を退かすと_



ちゅ


不意打ちのキス。



「っ!」


すぐに体温が上昇してしまうのは、このキスのせい。

真っ赤であろう顔はすっごく熱くて触っただけで溶けちゃいそう。



「かわい。…で、俺に渡すもんあるんじゃないの?」


「あ…う、うん」



「はいコレ」と手作りのフィナンシェを渡す。


ラッピングも中身も両方ともうまくいったから大丈夫だと思うけど…。




ラッピングを取って、早速フィナンシェを口にする渚。


「どう…??」