「ぷはぁ〜…づがれだぁ」


なにこれぇ、もしかしたら大っ嫌いな体育の授業よりキツイんじゃない?って思うぐらいに体力使ったんだけど!


もはや限界。



べた〜っと机に伏せる私をみて、アズがすかさず一言。



「ってか、そもそももらわないって言ってたんでしょ?それならこんなことしなくったって大丈夫だよ」



ダメだなぁアズは。
男心がどんなものか全然分かってない!


バンっと机を叩いて討論開始。



「渚はね、ああは言っても良心はすごぉく優しいの!だからもしかしたら万が一受け取っちゃうかもでしょ?それを、私が阻止するからボディーガードやってるんですぅ」


もし受け取って、それが私のよりも美味しかったらもう泣いちゃう。



「はいはい。まぁ好きにすれば」って冷たく言われたけど、そんなのもう気にしないもんっ。



はぁ……モテる彼氏を持つと大変だ。