「え?うん。そうだよ」


「じゃ、頼んだわ」



それだけ言ってスタスタと自分の教室に向かって歩いていく渚。


渚のボディーガードになったら色んな女の子からのバレンタインチョコを阻止できるし…それにずーっと傍にいれるんだもん!



なーんてニヤニヤ妄想を繰り広げていると

「ぜーんぶ顔に出てるよ」ってアズに言われて、思わず吹いちゃったのは内緒の話。



そして、ボディーガード生活の幕が上がった……!



さすがに授業中は無理だから、休み時間ごとに毎時間チェック。


もはやストーカーみたいになってるけどボディーガードをするためには仕方がない!




あるときには、渚のクラスの先輩に協力してもらって先生から呼び出しされているとか。

あるときには、購買に誘ってもらったりだとか。


そしてまたあるときには、渚に突進してもらったりなど。



もちろん、朝陽先輩にも協力してもらった。