お母さん…

「うん、わかった。ごめんなさい、式を台無しにしちゃって」



本当の本当に申し訳ないよ、!

随分前からずっと準備してきたのに。


そして誰よりも私と一緒にヴァージンロードが歩けることを楽しみにしていたお父さんを裏切ってしまったこと。



「莉愛」


怒られる……!

って思ったけど、発せられた言葉は予想とは全く違かった。



「今回のことはもういいから、莉愛がちゃんと幸せになれる選択をしなさい」



まさかお父さんまでそう言ってくれるなんて。


なぜか涙で視界が霞んだけど、笑顔でこういった。



「ありがとう…っ!」


私今度こそ自分の幸せは自分で選ぶよ。

それこそが本物だと思うから。



その後、両親たちは先に帰っていった。


陽貴の「姉ちゃんには勿体ないほどイケメンだな」っていう余計な台詞を耳にして。