「あたし、不良とかの人とは関わったことは無いです。だからどんな感じなのか全然わからないです。正直道ですれ違ったりしたら怖いです」
誤解は解けた。
だけど、ちゃんとあたしの気持ちは伝えたいと思った。
「だから南高校と聞いて怖いって思ったのも正直な気持ちです。だけど⋯だけどそれはあたしが何も知らないからで⋯南高校高校自体が怖いとかじゃないです⋯。それに、楓也さんと昴さんに良くしてもらって⋯、お二人を怖いとかはないです」
上手く伝わったかはわからない。
だけど、楓也さんと昴さんの仲間を、通っている高校を、二人を──────。
蔑ろにしていたんじゃないってことをちゃんと伝えておきたかった。
「うん。わかってるよありがとう」
だから楓也さんがそう言ってくれて、昴さんが睨まずにあたしを見てくれた時、すごく嬉しかった。



