君ありて幸福 【完】




あたし達が通う桜花女子高校はここら辺の女子高ではトップクラスの偏差値を誇っている。

更には頭の良さだけじゃなくてあたしの様に両親が会社を経営していたりする子や弁護士の娘など家柄や肩書きがしっかりある人達が数多く通っていることで有名だった。


だけど私立ではなく公立高校だから勉強をして受験に受かった人しか入れないため、あさみの様な一般家庭の子も多い。

ちなみにあさみは見た目はギャルだけど実は頭がすごく良かったりする。




「桜花で一番って凄いですよね!」


フフンと鼻を鳴らすあさみは自信満々で、どうしてあさみがそんなに自信満々なのかわからないけどそう言ってくれると嬉しい。


お父さんに認められたくて、褒めてもらいたくて頑張ってきたことといえば勉強だったから。

だからそれを認めてくれる人がいるってことはあたしにとったら本当に嬉しいことなんだ。



「勉強だけが唯一誇れることなんです」



だからそう言ったあたしの顔を見て千鶴さんが眉を顰めていたなんて思いもしなかったんだ。