君ありて幸福 【完】




「かっわいいー!雪乃!」


放課後になり一度家に帰って服を着替えてからクラブに行こうとなり制服から私服に着替えてあさみとの待ち合わせ場所に向かえばあたり一面に響くんじゃないかってくらいのボリュームであさみが言った。



「あさみ、声大きいよっ!」

「だって雪乃可愛いんだもーん」

「変じゃないかな?」


ソワソワと自分の着ている服を見ながら呟く。



どんな格好で行けばいいのかあさみに聞くと「なんでも大丈夫!あ、でもスカートが良いと思うよ、ミニね!」と言われたからとりあえず膝上のワンピースを着てきた。

膝上といっても7センチぐらいのそこまで短くないものだけれど。




「変じゃない変じゃない、むしろ可愛いし」

「そんなことはないけど···」

「でももっとミニなら尚良かった」

「えー···?」

「それクラブでは地味な方」

「うそ···」

「本当」


衝撃的な一言に驚くもあさみの格好を見たら信憑性はある。


あさみなんか腕も出る服だしスカートもすごく短いし、胸元だってちょっと開いてるし···。

それがクラブの普通なら私の格好はとても地味だ。



これでも短いワンピースをクローゼットから選んできたんだけどな···。