君ありて幸福 【完】

気まずい。

昴さんは機嫌悪そうだし楓也さんは困ってるし、ここにいろと言った千鶴さんは我関せずな態度でお酒を飲んでいるし、あさみも気まずそうに困ってるし。


気まず過ぎるよ。





「どうせ千鶴目当ての女だろ」



俯いたあたしに、軽蔑の目を向けながら吐き捨てるように言った昴さんの言葉に肩が跳ねた。



「大人しい顔して、千鶴に目かけて欲しくてわざとやってんだろ、全部」

「昴!」


昴さんの言葉に声を荒らげた楓也さん。

もう、この状況に泣きそうだった。