君ありて幸福 【完】


「でも、未成年が入れるクラブなんてあるの?」

そもそも最近はそういう規制も厳しいんじゃなかったっけとあさみに問い掛けるとあさみも頷く。



「うん。最近厳しくてさ。でも大丈夫。入れるクラブ見つけたから!最近は私もそこに入り浸ってんの」

「怪しところじゃないよね?大丈夫なの?」

「全然。そのクラブは未成年でも大丈夫なの。まあ最初は誰かの紹介とかじゃなければ未成年はダメなんだけどね」

「そうなんだ···」

そういう事もあるのかな···?



「でも本当に他のクラブと何も変わらないよ!てかむしろ他のクラブより大きいし色々と豪華だし、クスリとか出回ってたりとか絶対ないから安全だよ」

「クスッ···!?」


あさみの言うクスリとは風邪薬とか合法のものじゃないって事はいくらあたしでもわかる。

他のクラブはそのクスリが出回っている可能性があるって事!?

衝撃的な話に頭が痛くなる。


だけどあさみの言うそのクラブは安全らしく、あさみも何度も行っているようだしそういう心配はないらしい。




「ね、雪乃。1回だけ!1回だけ行ってみよ?家帰ってもする事ないでしょ?」




あさみはあたしの家のことも知っているから気を使ってくれている節もあるのかもしれない。