そして千鶴さんの言った通り昴さんは十分もしないうちにソファ席へと戻ってきて昴さんの定位置らしき場所にドカッと腰を下ろした。
その瞬間フワッとタバコの匂いがして思わず顔を顰めたあたしに千鶴さんだけが気づいてくれて「悪いな」と言ってくれた。
どうして千鶴さんが謝るんだろう?
そう思ったけれどそれは言わないでおいた。
何となくだけど、というより単なるあたしの妄想だけど、
ここにあたしを連れてきたのは千鶴さんだから責任というかなんと言うかそういう意味で謝ってくれたんじゃないかなって思ったからだ。
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