「雪乃さんは⋯その、大丈夫ですか?」
ハンカチをポケットにしまった青木くんはきっとあの日の事を言っているんだとわかった。
「あの時は色々と変なところを見せちゃってごめんね」
「いや、そういう意味でいったんじゃないので謝らないでください」
「うん⋯ありがとう」
そう言うと青木くんは優しく微笑んだ。
それを見てあたしは小さく微笑み返すとともに、今から告白する事を青木くんに伝えた。
あの日青木くんにもすごくお世話になったから伝えておくべきだと思ったんだ。
「今から、ですか?」
「うん。伝えたいって思ったの。この気持ちを大事にしたいって。逃げたくないって。あさみにも背中を押されたよ」
それを聞いた青木くんは驚いた様に目を大きくした後、すぐに笑って「頑張ってください」と言ってくれたんだ。



