「うっ⋯⋯⋯わあっ⋯!」
見てみろ。と言われ上を見た千鶴さんの視線を追いかけるとそこには視界いっぱいに広がる星空。
まるで宇宙に居るような感覚にもなってしまうほど目いっぱいにキラキラと輝きを放つそれに思わず声を出して驚いてしまった。
「すごい星空ですね」
「だろ」
「本当にすごい⋯」
生まれも育ちも都会のあたしはこんなにもキラキラと輝く星を見た事がなく、見上げた視線の先に広がるあまりにも綺麗すぎる光景に純粋に感動させられた。
だけどここもあの街から三十分程度。
「近くにこんなに素敵な場所があったんですね」
「街の外れだし山を登って来たからな」
「なるほど」
そう言えば移動の大半は坂道を登ってきた気がする。



