「ごめんね」
「もう二度と馬鹿なことしないでよ、私じゃ頼りないなら他の人でもいいから頼って!迷惑なんて思う人いないから、だから一人で悩んで苦しまないで。無茶しないで」
「あさみが頼りないなんて事ないよ。あたしが臆病で間違ってたの。それにあたしいつもあさみに頼りきっちゃってる」
「雪乃ぉ⋯」
「何が無茶で何が無茶じゃないのかあたしは馬鹿だからよく分かってないところもあるけど、もっと強くなりたいし、こんな風にあさみを泣かせたりしたくない。」
「っ⋯、」
「けど、あたしの為に泣いてくれてありがとう。怒ってくれてありがとう」
あたしの為に泣いてくれる友達はきっとあさみだけ。
そんなあさみに心からの感謝の気持ちを伝えると
「っうううっ⋯」
という声を発しながらゴシゴシと目元を擦るあさみ。



