「明日はTrust来いよ」


「えっ」



そう言われて思わず驚きの声を上げてしまう。




「何だよ?」


「行ってもいいんですか?」


「は?当たり前だろ」



Trustに行くのを止めたきっかけとなった事件は解決したとは言え、あたし一人で解決しようとしてたのに結局は千鶴さんに助けてもらったわけで⋯。


たくさん心配も迷惑もかけてしまった事は間違いなく、もう来るのは止めてくれと言われたっておかしくはないのにこんな風に“当たり前だ”って言ってくれる。





「ありがとう、ございます⋯!」




嬉しくてそう言えば「変なやつ」と言いながらも千鶴さんは優しく笑ってくれた。