時刻は午後五時半。


冬に差し掛かっている今の季節この時間でも薄暗い。





今あたしは一人帰り道を歩いていた。

途中本屋で時間を潰してから。




どうしてわざわざ時間を潰したかって?



それは今からする“戦い”の為。





戦い。


それはつまり、後をつけてくる人物と対峙するという事だ。