その後、保健室で二時間休ませてもらい教室に戻るとあたしを見つけたあさみがすぐに駆け寄ってきてくれた。
「雪乃っ!もう大丈夫なの?」
「うん、寝れたしもう全然大丈夫だよ」
そう言うと安心したように「よかった⋯」と微笑んだあさみにさっき決意した気持ちも更に強固なものになる。
「もうお昼だから中庭行く?それとも教室で食べる?」
「中庭がいいな。今日天気もいいから」
「わかった、じゃあ中庭にしよ」
あたしの体調を気遣いながらも楽しい話をしてくれるあさみと一緒にお弁当を食べ、その日の授業を終えた。
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