それか少しして、「飯行くぞ」という声と共に千鶴さんが立ち上がった。 「飯ってカンジイの所ですか?」 「ああ」 あれから何度かカンジイのお店には足を運んでいてお気に入りのメニューが出来るほどになっていた。 「いってらっしゃい、二人とも」 こうして楓也さんに見送られながらあたし達はTrustを出た。