君ありて幸福 【完】



昴さんの隣でチビチビとオレンジジュースを飲みならふと気になったことを昴さんに聞いてみることにした。


「あの、昴さん」

「あ?」


相変わらず鋭い目を向けられるけれど前ほどそれを怖いと感じなくなってきたのは本当は昴さんが怖い人じゃないってわかっているから。




「気になったんですけど、昴さんと千鶴さん、楓也さんの出会いって何だったんですか?」

「あ?何だお前いきなり」

「気になったんです。だって昴さんと楓也さんは高校が同じですけど千鶴さんは白蘭高校っていってましたし⋯」




それに前にあさみが言ってた。


“あの三人は友達っていうのかな?私も詳しいことはわかんないけど”


あたしよりも先にこのクラブに出入りして、あたしよりそういう噂にずっと詳しいあさみですら詳しいことを知らなかった。



三人が仲が良いことはわかるけど、あたしもどうして高校の違う人達が仲良くなったのか。
そしてこの街を仕切るほどになったのか。


気になった。