君ありて幸福 【完】


「雪乃楽しそう」

あさみがあたしを見て微笑む。


「え?」

「笑ってる」

「···っ、そうかな?」

「うん、楽しそう」

「皆キラキラしてるから···自然とワクワクするの」


この時間いつもあたしは家で一人だから、こんな風に賑やかな空間にいると嬉しくなるんだ。



「そっか。強引に誘っちゃったから少し心配だったけどそれならよかった」


「楽しいよ、ありがとうあさみ」


そんな会話をしながらあさみと笑い合っていると、





「「「「キャー!!!!!」」」」




突然、フロア内に悲鳴にも近い声が響き渡った。