君ありて幸福 【完】





「私も一回でいいから一晩過ごしてみたい」

「無理無理、千鶴さんだよ?私達みたいなの相手にしないって!いつも連れてる女も悔しいけど一級品だもん」

「そうだけどさ~」



近くにいる女の子達の会話は、更にあたしの気持ちを暗くさせた。


そう会話してる彼女たちだって、すごく可愛い子達だ。

あたしなんか霞んでしまうくらい、髪の毛もメイクも服装もお洒落で可愛くて、とても可愛い女の子だ。


そんな彼女たちがそう言うくらい、千鶴さんは遠い存在ってこと。



千鶴さんは、手の届かない人ってこと。