君ありて幸福 【完】




入ったアクセサリーショップはこの街に合わせて夜のお仕事をしている人が身に付けるような派手で値が張るものもあったし、シンプルだったり学生が帰る値段のものもあったりとさまざまで豊富な品揃えのお店だった。





「これ可愛いー!」


アクセサリーとかが好きなあさみは目を輝かせながらピアスコーナーを見ている。




「ねねっ、雪乃っ!これとこれだったらどっちが可愛い?」


そう言いながら耳に合わせてあさみが見せたのはシルバーのフープピアスとゴールドのフープピアス。

大きなピアスはあさみの耳元で圧倒的な存在感を放っていてお洒落なそれは実にあさみらしい。




「どっちが似合うと思う?」

「うーん⋯」


正直あさみならどちらも似合うと思うけど⋯。

でも、どちらかと言えば⋯


「ゴールドの方かな」

「本当?」

「ゴールドの方があさみに似合う」


あさみに合わせた時にしっくりきたのはゴールドのフープピアスだった。