「そろそろ私と雪乃は帰りますね」 今日もあさみの一言であたし達は帰ることになった。 「気をつけてね」 爽やかな笑みでヒラヒラと手を振る楓也さん、 「またな」 抑揚のない声、だけど冷たいとは感じないトーンでそう言った千鶴さん、 そして何も言わずにあたし達の方に視線を向けている昴さんにお辞儀をしてソファ席を後にした。